【VOL.29】 私たちの医療が変わる診療報酬改定って?
2008年5月21日号
ニチイからお送りする「まなびネットマガジン」29号は、「私たちの医療が変わる診療報酬改定って?」をお送りします。
病院で診てもらって、窓口でお金を支払った時にもらう領収書。今年4月の診療報酬改定で、400床以上の病院には、患者の請求に応じてレセプト(診療報酬明細書)並みの「明細領収書」を発行することが義務づけられました。
診療報酬って?
医療費とレセプトについて調べる(医療の豆知識)
医療機関が窓口で渡す領収書は、通常は診療区分といわれる内訳別に金額がわかるようになっています。たとえば、診察代は○○円、お薬代は○○円、検査の費用は○○円という具合に治療の種類ごとに金額が表示されています。でも、薬は全部でいくら、検査は全部でいくらとわかっても詳細の内訳はわからないという不透明さが残ります。患者としては、自分の受けた医療の値段についてもっと知りたいと思うのは当然な流れといえるでしょう。
そこで今回の改定では、まず400床以上の大きな病院を対象に、「明細領収書」の発行が義務づけられました。患者自身が、自分の受けた診療行為についてすぐに確認できるので、請求ミスや水増し請求などを防止するという効果も期待されています。
このように2年に1度、診療報酬の改定が行われています。今回は、今年4月に行われた診療報酬改定について紹介します。
3月号に実施したワンクリックアンケート「今の日本の医療で、あなたが1番問題だと思うことは何ですか?」の結果は、「医師不足」がトップ。続いて「患者の医療費負担が重い」、「看護師不足」でした。
アンケートで皆さんにも回答いただいたような、私たちが日々感じている問題の解決に向けて、診療報酬の改定は大きな役割を果たしています。改定では個々の診療報酬の単価を引き上げたり引き下げたり、新たな加算を創設したりしますが、それには今起きている問題を解決し、私たちの望むような医療へ誘導するという狙いがあるのです。
今の日本の医療で、あなたが1番問題
だと思うことは何ですか?
最近、産科医師の不足からお産を取りやめる病院が続出したり、救急車で搬送された妊婦が受け入れを拒否されたりという問題がメディアで大きく取り上げられていますよね。激務を理由に、医師のなり手が減って、医師不足が続いているためです。
そこで今回の改定は、医師不足対策がメインになりました。とくに産科や小児科の医師不足を解消するため、「産科や小児科をはじめとする病院勤務医の負担軽減」を目的に、待遇改善をめざすさまざまな改定が行われたのです。その一例として、
ハイリスク妊娠管理加算
や
緊急搬送妊産婦の入院加算
が創設され、
新生児入院医療管理加算
の引き上げも行われました。また、広く病院勤務医の待遇改善策として病院再診料の引き上げ、救急病院の医療秘書加算の創設、手術料の引き上げなども行われました。
診療報酬改定の内容は、私たちの実生活に身近なものばかり。しかも、私たちの生活の質を高める医療を実現する視点が生かされています。他にはどのようなものがあるのでしょうか。診療報酬改定と聞いて「ちょっと難しそう・・・」と思ったあなたも、下記に挙げた生活に密着した改定内容を見れば、もっと身近に感じることができるはずです。
投薬など診療点数の項目すべてを記した明細書付きの領収書が窓口でもらえるようになった。これにより、自分が受けた医療の内容が明確に。
患者が懇切丁寧に診察してもらえるよう、診察時間が5分未満だと再診料に「外来管理加算」を上乗せできなくした。
病院勤務医の負担軽減策として、病院に救急患者が集中するのを避けるため、特別加算の創設によって夜間・休日に対応する診療所や調剤薬局を増やすのが狙い。
普及促進のため、ジェネリック医薬品への使用可否を医師が不可と判断した場合のみ、チェックする様式に処方せんを変更。
初回と既装用者で3倍もの価格差があった検査料を一本化したほか、診療費用の掲示を義務化して、患者に分かりやすくかつ不正請求を防ぐようにした。
「ジェネリック医薬品」ってご存知ですか? そう、特許が切れた先発医薬品と同じ主成分や同様な効き目を持つ、低価格な後発医薬品のことですね。(→
VOL.13 ジェネリック医薬品 〜効き目が同じで安いワケ〜
) 国は膨れ上がる医療費を抑制するため、ジェネリック医薬品の普及をめざしていますが、思うように進みません。そこで、今回ご紹介したような処方せん様式の変更がなされました。
また、薬局で後発医薬品の調剤をもっと積極的に進めてもらおうと、 「後発医薬品調剤体制加算」を創設しました。これは、
①後発医薬品を調剤した割合が全処方せんの30%以上
②後発医薬品調剤に積極的に対応している旨をわかりやすい場所に掲示
この2つを満たせば調剤基本料を加算できるようにしたものです。 さらに、「身体に合うか」「副作用はないか」など後発医薬品に対する 不安を解消するため、短期間試験的に服用する「お試し調剤(分割調剤)」 も可能になりました。
こうした改定により、ジェネリック医薬品の使用率が上がって、国の医療費が大幅に抑制されることが期待されています。
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統計、推計、アンケート、etc……、事実に裏付けられたデータは、数字以上のものを私たちに教えてくれます。ここでは、毎回そんなデータをご紹介しながら、みなさん の介護、医療に関する視野を広げていただきます。
国民医療費がうなぎのぼりに増えています。平成17年度の国民医療費は過去最高の33兆1289億円。国民一人当たり医療費は25万9300円でした。昭和60年度の1人当たり医療費は13万2300円でしたから、20年で約2倍に増えたことになります。国民所得に対する国民医療費の比率もアップ。昭和60年度は6.13%でしたが、平成17年度は9.01%まで上がりました。
ところで、平成11年度まですごい勢いで増えてきた医療費が、12年度に減少しています。これはなぜでしょう? 12年度に介護保険制度が始まって、これまで国民医療費の対象となっていた費用の一部が介護保険から支払われるようになったからです。しかし、15年度から再び増加に転じています。高齢化の進展や医療の高度化により、今後さらに国民医療費は増えていくことでしょう。
また国民医療費を年齢階級別に見ると、若い世代に比べ、65歳以上の高齢者にかかる医療費がかなり高いことがわかります。とくに75歳以上の後期高齢者の一人当たり医療費は81万9100円で、15歳〜44歳の10万3500円に比べ、約8倍です。今年4月から後期高齢者医療制度が始まり、高齢者の保険料負担が重くなったと批判を浴びていますが、これだけかかる後期高齢者の医療費を誰がどのように負担するかは、国民全体で考えなければならない問題でしょう。
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里芋のしんじょう
中央にえびが入っているのがポイント。味付けも優しく、簡単なのに美味しい一品です。
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ひじきの炒め煮
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奥歯を1本失うと、噛む力は4割も低下する。
冷たい水がしみる知覚過敏は、虫歯の始まりだ。
初期虫歯は、ケア次第で健康な歯に戻すことができる。
よく噛むことによって、虫歯予防にもつながる。
虫歯や歯周病を放っておくと、身体全体に影響が出る。
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最近淡水魚に興味を持ち、休日にはペットショップにいき観察して過ごしてます。魚の泳いでるところをみるととても癒されますよね。
そんなこともあって、我が家ではメダカを飼いはじめたのですが、メダカは漢字で「目高」と書き、目が高い位置にあることからついた名前だそうです。クチボソという淡水魚も以前飼っていましたが、口が細いことからついた名前だそうです。意外に簡単に名前ってつけられているんですね。
担当:岩田
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